Metal Papa

1stアルバムは国内盤も発売され、某専門誌でも注目されていたような気がしますが、2ndである本作はさっぱり話題にならなかったようです。しかし本作はかなりの完成度を誇っており、メロディアスハードファンならば聴かない手はありません。

前作は北欧のバンドらしく哀愁のあるメロハーでしたが、本作はグッと爽快感を増し、よりキャッチーな楽曲を揃えてきたという印象です。ちょっとダークながらもキャッチーという1stと同じような音楽を期待するとやや肩透かしを食らうかもしれません。個人的に前作は「いいんだけど煮え切らない」と感じていたんですが、本作ではそのような感情を抱かせない、文句なしの爽快なメロハーが展開されています。これほどの作品がほとんど話題にならないというのは非常に残念です。

日本盤は未発売、輸入盤も入手困難という状況ですが、配信版は入手可能です。メロハーファンには試聴だけでもしてほしいです。本当にいいですよ。

地獄のミサワ先生の最新作です。

この人の作品はかなり人を選ぶと思いますが、この作風がツボの人にとってはたまらないです。当然ながら自分にとってはどストライクです。

前作の「カッコカワイイ宣言!」も好きですが、途中で笑いがやや息切れする感がありました。しかし本作は違います。声をあげて笑ってしまいます。笑いで腹が痛くなるというのは本当に久しぶりです。

なお今回はちゃんと？ストーリーがあり、今後の展開にも期待しています。早く3巻出てほしいです。

実に18年ぶりとなる復活作。ベスト盤Weapons Of Choiceが2006年にリリースされましたが、そこからまた4年も待たされるとは思いませんでした。というよりも新譜のリリースをあきらめかけていました。よくぞリリースしてくれた！とまずはその点で満足。

そしてアルバムのデキがこれまた非常に素晴らしく、大満足です。ベスト盤に収録された新曲2曲を聴いてその予感はあったのですが、これほどのものを作ってくるとは思いませんでした。しかもその2曲はアルバムに入っていないのにこの充実度。昨年のDANGER DANGERの復活作Revolveも衝撃的でしたが、あちらに勝るとも劣らない完成度です。

「Coup De Grace　とどめの一撃」というタイトルですが、タイトルに偽りなしです。3rd「Dreamhunter」、4th「Organized Crime」ときてとどめの本作（5thも好きですが）。しかしここまでのものを出されてしまうと、とどめと言わずこれからもコンスタントにいろんな「一撃」を繰り出してほしいものです。

日本盤発売が見送られたと思われる3rdです。2ndのデキも良かったですが、売れなかったんでしょうか。本作からギタリストが替わったようですが、作風に目立った変化はないように思います。それがいいか悪いかは置いておくとして、ファンならば安心して楽しめる作品になっています。

ただ今回はアップテンポのナンバーが個人的にはもう一歩でした。本当に個人的な好みの問題だと思いますが。そのかわりOne Out Of Tenというミドルナンバーが最高でした。ビデオもかっこいいです。

なおいつもアルバムのラストを印象的なバラードで締めくくる彼らですが、今回Wings Of Destinyという感動的なナンバーを持ってきています。ベタな曲と言われればそれまでですが、1stのCrying、2ndのShineにも引けを取らない名曲です。

2ndです。今回はCD発売を待ち切れずにダウンロード版を購入しました。1stが最高だっただけに2nd発売を楽しみにしていましたが、予想以上に早くリリースされました。さて内容は今回も素晴らしいです。1stほどインパクトはないですが、彼らに求めている音楽性はそのままで楽曲のレベルも相変わらず高いです。全体的にみれば1st以上の作品と言えるのではないでしょうか。

あとitunesで購入できる本作には何種類かあるんですが、本国でしかリリースされていなかった2曲を含むバージョンがありますので（値段はどれも¥1,500）、ダウンロードするなら迷わずそちらです。

WIG WAMほどキャラが濃くないので人気がいまひとつなのかもしれないですが、曲のレベルは決して負けていません。ぜひとも同じくらい売れてほしいバンドです。